【 20040602 製作発表会 】
 カウントダウンの流れの都合により製作発表会については別窓で御覧下さい

機動戦士ガンダム MS IGLOO 〜1年戦争秘録〜 製作発表会」


【 20040714 試写会 】
 7/19よりバンダイミュージアムで上映される「MS IGLOO」の試写が行われた
 試写会当日朝の納品という今西監督執念の映像ではある

 制作スタッフ試写、プレス試写、読者招待試写を含む計6回の試写が朝10時より行われたが
 既に世間的には秋より放映されるSEED DESTINY、来年公開予定の劇場版Zガンダムの報に気持ちが持っていかれており
 制作スタッフ以外の人達は「イグロー?イグルー?」というくらいの認識、意識というのが正直なところ

 「ルウム戦役って何?」「地球降下作戦って何?」というようなガンダム知識が薄めな方にはサッパリ判らない映像だし
 萌えキャラ無し、ニュータイプ無し、出てくるキャラクターの9割はオッサンという、控えめに言っても地味な映像だし
 エースパイロットが大活躍するわけでもなく、主役はあくまでも試験兵器のテストを行う技術士官

 バンダイグループが扱うキャラクターの中でも最も大きな売上を占めるガンダムシリーズにあって
 バンダイミュージアム単館での上映、ターゲットを思いっきり絞った映像作品は有り体に言えば鬼児であるかもしれない

 興行というものはお客様に来て頂いてなんぼの世界
 作品の良し悪しは勿論ではあるが、こんなアプローチのガンダム映像があってもいいじゃないか
 という一種開き直ったスタンスで制作された「MS IGLOO」が成功だったのか失敗だったのかは
 上映が開始されて後のお客様の評価が全てではある
 試写終了後に御覧頂いたお客様から「松本零士の戦場マンガみたい」「戦争映画っぽい」という感想も聞かれたが
 その辺はまさに我が意を得たり、な気分ではある

 とりあえず、賽は投げられた


【 20040715 監督来館 】
 富野由悠季氏がバンダイミュージアムに来館された
 ガンダム映像作品のさだめとしてイグルーを監督(紛らわしいが通常富野氏に対し監督と呼ばせて頂いているので)に御覧頂く
 ためで、実地で御覧頂くのがよろしかろうということで御足労いただいた

 シアターB-oneに入られるや場内を歩き回り施設確認(多分)
 ライトが落ち上映が始まると席を頻繁に移動され見え方、聞こえ方を確認(多分)
 1時間弱の上映中にしばしば同行の井上プロデューサーと小声で話されている・・・

 上映終了後、ロビーに移動しお言葉を賜わる
  曰く、興行とは何たるか
  曰く、映画の演出かくあるべし
  曰く、コストパフォーマンスとCG映像の効率的表現かくあるべし
    ・
    ・
    ・
 パワー比60%くらいではあるが同席した館長は初めての富野節に恐縮しきり
 正論であるがゆえに川口的にも耳の痛い御指摘に返答に窮すること一度ならず

 最後に監督から「架空戦記買いました、第二弾も頑張ってね」というお言葉を賜わり
 更に恐縮しきりな川口ではあります


【 20040716 館内整備 】
 古い建物の地下を改装したバンダイミュージアム・シアターB-one
 天井の低さ、場内中央の2本の大きな柱はその名残ではあるのだが、こればっかりは如何ともし難い
 天井の低さはスクリーンの大きさを制限することになる
 また、中央の大きな柱は客席の視界を大きく妨げるとともに音の反射を発生させ音声を聞き取りにくくする

 スクリーンサイズは可能な限り大きくとり、映写機が客席に影響しないよう映写方式はリアプロジェクションに
 2本の柱で場内が3分されるのは仕方がないので繁忙期はスクリーンを3面設置し柱で陰にならないよう対応する
 ということで画像的なところは何とか処置

 問題は音響で、試写会の段階では朝納品ということもあり、1度終わるごとにスピーカーの調整を行い
 可能な限り聞き取りやすくするセッティングを行ったがそれでも限界はあり、とにかく場内の音の反射を減らすために
 ということで、柱には吸音材を巻き、広い床面にはカーペットを敷くという対処療法を行うことになった

 18日夜にはプレ上映が行われるので、それまでには整備を終えないといけない訳でまだまだ前途は多難である


【 20040717 追い込み 】
 世間的には多くの企業がお休み、そして夏休みを迎えた学生さんも多いと聞く土曜日
 川口的には自宅にて作りモノ仕事があるので休みなんだか働いているんだか判らないいつもの休日

 されど、サンライズDIDは本日もフル稼働
 14日の仮納品後も手直しが入り18日夜のプレ公開前に本納品するということで
 画面の効果を中心に休日返上で最後の追い込みをやっていただいている
 昨日サンライズ井上Pより「18日遅くとも16時には納品します」というメールをひたすら信じ待ちに入る

 泣いても笑っても明日から始まるのである


【 20040718 プレ上映 】
 対外的には19日のBM一周年の日に公開としているが、前日の日曜にプレ上映を行うことになった
 オフィシャル系のHPでは紹介されているものの告知が行き渡っていないため本当に来場者が来てくれるのか不安は尽きない

 3時から4時頃に納品というサンライズからの連絡に川口もBMへ向かう
 着いてみると館内にレイヤーさんの姿がそこここに・・・

 あ"!! 今日はコスプレイベントの日ぢゃん!!

 3時半からB-oneで古谷 徹氏や稲葉ちあき嬢をお招きしてのコスプレイベントが・・・ダブルブッキングぢゃん
 納品されてブッツケ本番という訳にもいかないので
 コスイベントの前後に1話、2話を分けて最終スタッフ試写を行うことに急遽予定変更

 モニク登場シーンにちょっと効果がかかったり、連邦艦隊の十字砲火が激しくなったりといった他は
 1話に関してはあまり変化はなし、というところでイベントにB-oneを明け渡す

 「ちょっとお茶でも」という弊社広報氏の声掛けに、ちあき嬢のお写真きぼんぬな気分に後ろ髪を引かれつつ3階へ
 小一時間ほど3人でテーブルを囲み明日の初日の打ち合わせを含めた諸々の話しをした後、再びB-oneへ
 80カットほど手直ししたという2話
 砂煙、炎、陽炎といった効果が大幅に加わり視覚的な迫力が増した2話は試写会で御覧になった方にも
 改めて御覧いただきたい仕上がりではある
 物品受領書にサインをし、井上Pへ渡し、あとは時間が来るまで待機


 そして17:40頃
 百数十名の方が場内へ入られる
 衣装バックを引きながら入場されるレイヤーさんと思しき方々あり小さいお子様連れのお客様あり
 うぅ〜ん、美形の少年が出てくるわけでもなし、ガンダムが出てくるわけでもないので大丈夫かなぁ・・・
 という不安を他所に時間は過ぎ、いよいよ開演

 フル3DCG映像ということで最初は一様に違和感を感じている様子
 1話終了まではとりあえず身じろぎもせず画面に見入っている
 ザクが画面に乱舞し始めると安心したように頬が緩む男性の表情が見られ始める
 終盤で目頭を押さえているレイヤーさんと思しき女性の姿もある

 2話が始まり間もなく姿勢を変えたり身体を動かしたりという人の姿が見受けられる
 戦闘シーンが始まると再び画面に見入る人の姿が増え
 クライマックスでは身を乗り出す男性の姿もチラホラ
 上映が終わり出てくる人の様子はかなり満足そうな様子・・・

 ほんの少し肩の荷が下りた感じではある
 しかし本番は明日の朝
 今西氏と出渕氏の舞台挨拶のある初回は特にお客様の入りに不安がよぎる
 限定品の販売と同日だからなぁ・・・

 ていうか、カーペットや吸音材もまだ設置し終えてないぢゃん!
 大丈夫か?!明日!!


【 20040719 初日 】
 いよいよ初日であります
初日の1回目上映前には今西監督と出渕SV(supervisor)の舞台挨拶ありということで
9時チョイ過ぎにBMに入る
BM一周年ということで限定品販売なんかもあるため開館前よりBM前はお客様の列

限定品購入とは別列のイグルー待ちのお客様の列の脇を降りB-oneの控えスペースへ
既に今西監督は来館されており煙草を燻らせている
遠路朝早くに恐縮しきり

井上Pに続き出渕SVがBM入り、喫煙可の控えスペースでは舞台挨拶の打ち合わせ
場内では最後の調整に余念が無い
 
【入場待ちのお客様の列】
時間も迫り、場内へお客様を御案内
限定品購入のお客様の中にもイグルーを気にされている方は多かったようでBM袋を
片手に着座されている人の姿も多い

開演まで場内ではイグルーのサウンドトラックが流されている
手前味噌的ではあるが、映像は勿論、今回は楽曲もかなり良い
8月にはサントラCDも発売になるが、個人的にちょっと欲しい感じ
【開演待ちの場内】
 

定刻
MCのおねいさんが壇上に上がり簡単な前説の後、今西監督と出渕SVを招く
監督、SVともにリラックス状態でご挨拶、MCからの質問へ回答と、つつがなくメニューを消化
監督とSVの掛け合いがひとしきり続いた後で花束隊のおねいさんが登壇し、お二人にお渡しする
興が乗っていたと思しき出渕さんはもう少し話したかったような・・・

舞台挨拶が終わると場内は暗転し第1回上映の開始
舞台を降りた監督、SVはそのままソデを通り観客席最後列へ移動し上映を御覧頂く

さて、ようやく初日を迎えることが出来ました
これから夏休み、どれだけの方に御覧いただけるのか、それが最後にして最大の心配事ではあります


以下、オマケ画像

舞台挨拶前、控えスペースで談笑する今西監督と出渕SV
MCの郁美嬢、登壇前で緊張気味なところを撮らせてもらったのでちょっと固めな表情ですが
普段は笑顔の可愛いおねいさんだったりします
右は花束隊のおねいさん


【 20041103 第3話公開 】
第1話、第2話の公開から3ヶ月半、ようやく第3話の公開に漕ぎ着けました
夏休み期間限定の3面スクリーンから平月対応の1面となり1回あたりの上映
キャパも128名と客席数は減っていますが、入場待ちで朝からお待ちいただいた
お客様もあったとのこと
「MS IGLOO」と、作品タイトルにこそMSの名を冠しながらも1,2話のメイン
はあくまでも巨大砲と巨大戦車、ようやくのMSの登場に期待されたお客様も
多かった様子ではあります

上映形態は従来の1,2話カップリングの後に3話というサイクルを1日3回転
するというもので、3回上映された3話はいずれも満席とは相成りました
 
【上映15分前】
視聴層を極端に絞り込んだ作品だけに万人受けする作品ではない「MS IGLOO」
のはずなんだけど、どうしても見たいお父さんに連れられた小さいお友達や、
どうしても見たいカレシのお供でチケットを買うおねいさんの姿もちらほら
9階のプリクラ目当てのお客様かぁ?と思ってしまう普通の女性入場者の姿もあり
う〜ん、普通の人(?)が見てこの作品、どういう感想を抱くのだろう・・・

当日いらっしゃった方々の中には顔馴染みの模型誌編集氏の姿もあり、HJさん
DHMさんの担当の方も入場券をお買い上げ下さった
今回は試写会を行わなかったということもあるのだが、ただただ感謝のきわみ
HJでは11月末売り号でイグルー特集を、DHMさんでは12月末売り号の
第2特集でイグルーを取り上げて頂けるとの事で、年末に向け両誌での展開が
楽しみではあります
【上映後の余韻】
 


今回のオマケ


   バンダイミュージアムの売り場にはスタッフさんお手製のPOPが什器を飾っているのだが
   イグルー関連グッズの販売を行っている「シアターB-one」の什器にはもちろんイグルーネタのPOPがある
   個人的なツボを突かれてしまったのが上のモニクたん
   キャラクターの雰囲気もそこはかとなく感じられて、これはなかなかに良い仕事です
   (絵描きさんの承諾を得ていないのでコソーリ掲載)


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