教えて、エライ人

この頁ではイグルーを見て抱いた素朴な疑問をサンライズの中の人に聞いて納得するための頁です
従って作品に関するネタバレ的要素も多分に含まれますので、未見の方はご遠慮頂いた方が宜しいかと思われます
当面は試写会や公開早々に頂いたご質問にお答えする形で構成していきますが、随時更新して参りますので
御覧いただき「?」というような点がありましたらBBSでもメールでも構いませんのでお寄せ下さい

■第1話「大蛇はルウムに消えた」編
   −ルウム戦役でシャアの赤いザクには角が無かったはずですが?
   −シャアは何故モノアイによる発光信号でマイの乗る観測艇に退去を求めたのですか?

■第2話「遠吠えは落日に染まった」編
   −ザク6機+戦車2両を殲滅したヒルドルブが正式採用されなかったのは何故?
   −ヒルドルブって重戦車のくせに走行スピードが速すぎませんか?
   −ザクの攻撃を受け履帯が切れたはずなのに走行できるのは何故?
   −形状面、用兵面からヒルドルブにザメルとの類似性を感じますが、設定的に両者に関連はあるのでしょうか?
   −ヒルドルブの形式番号「YMT-05(カトキ氏画稿ですとYMT-06ですね)」はどのような位置付けの兵器なのですか?

■MS IGLOO全般、或いは全話共通
   −ルウム、地球降下作戦時にシュツルムファウストが使われていますが、あれは1年戦争末期の武器ではないの?
   −タイトルの「MS IGLOO」とはどういう意味なのですか?

■その他
   −「MS IGLOO」は何故フルCGで作られたのですか?


■第1話「大蛇はルウムに消えた」編

  Q:ルウム戦役でシャアの赤いザクには角が無かったはずですが?
  A:ゲームのデモ画面では角無し赤ザクが描かれていて、世間的にはオフィシャルと見なされていますが
    サンライズ的には「角無し赤ザクは無い」というのがあくまでも公式見解で、あれはゲーム独自のアレンジだそうです
    デモアニメを作ったのはサンライズなんだからちゃんと監修しといてちょ、という気もしますが・・・

  Q:シャアは何故モノアイによる発光信号でマイの乗る観測艇に退去を求めたのですか?
  A:ミノフスキー粒子の影響も勿論あるとは思いますが、モビルスーツの集団運用も
    ルウム戦役に於ける極秘戦略だった筈なので平文の通信は基本的には無いと思います
    普通に考えればガンダム世界には「お肌の触れ合い会話」という直接的かつ便利な通信法があるので
    観測艇の船体に接触すれば発光信号以上の意思疎通は出来るものと思われます
    ただ、MS運用側からの一方的な通達として問答無用を強調するのであれば一字一句を相手に刻み込む上でも
    威嚇的なモノアイによる発光信号というのは、効果的な通信手段なのではないかと思われます

■第2話「遠吠えは落日に染まった」編

  Q:ザク6機+戦車2両を殲滅したヒルドルブが正式採用されなかったのは何故?
  A:兵器としてのポテンシャルは非常に高いのですが、ソンネン少佐クラスの高い技能を持つパイロット(戦車兵?)でなければ
    運用できないというのが採用棄却となった最大の理由のようです
    走行、射撃、変形を一人のパイロットでこなす訳ですからソリャもう大変な騒ぎということですね

  Q:ヒルドルブって重戦車のくせに走行スピードが速すぎませんか?
  A:冒頭でソンネン少佐が時速110kmと言っていますが、現用MBTが70km/h前後であることを考えると確かに早いです
    しかも、画面上のスケールスピードで計測すると実は時速300kmくらいのスピードで描かれているとのこと
    作劇上の嘘ということで勘弁して下さいとのことです

  Q:ザクの攻撃を受け履帯が切れたはずなのに走行できるのは何故?
  A:ヒルドルブは片側3ブロックの走行装置で構成されているのでその中のひとつの履帯が切れても走行は可能だとのことです
    しかも、転輪はただのロードホイールではなく全て動輪なので履帯が無くても一応走行は可能なのですが
    不整地では全装軌式の方が有利ということで履帯が巻かれているとのことです
    余談ですが劇中では被弾して履帯が切れたあと、そのブロックの履帯を全て外すシーンが出てきますが
    そういう機構があるということは履帯が切れることも想定した上での車両設計のようです

  Q:形状面、用兵面からヒルドルブにザメルとの類似性を感じますが、設定的に両者に関連はあるのでしょうか?
  A:設定上では直接の因果関係は無いということで聞いております
    ただ、類似性を感じる一因としてヒルドルブのデザインワークがカトキ氏の手によるもので、
    2話のコンテをカトキ氏が切っているというのも影響ありかもしれません

  Q:ヒルドルブの形式番号「YMT-05(カトキ氏画稿ですとYMT-06ですね)」はどのような位置付けの兵器なのですか?
    ザクとの関連があるのか、YMTの5番目の機体ということなのか気になります

  A:ヒルドルブの形式番号の「YMT」は試作モビルタンクを現しますので純粋にYMTの5番目の機体であるとご理解下さい
    第1話でも描かれていますが、MSが主力兵器として大規模投入されるのはルウム戦役からということになっています
    ルウムに至る経緯では様々な実験的な兵器が検討されたものと思われ、地球降下を想定した戦力としてのモビルタンクも
    MSとは違った開発経緯で検討が重ねられたものと思われます
    YMT-04以前の機体については具体的な設定はありませんが、マゼラベースを使用した試作などもあったかもしれません
    それっておもいっきりザクタンクみたいですが・・・

■MS IGLOO全般、或いは全話共通

  Q:ルウム、地球降下作戦時にシュツルムファウストが使われていますが、あれは1年戦争末期の武器ではないの?
  A:0080で描かれて以来、末期MS用兵装というイメージのあるシュツルムファウストですが
    サンライズ的には大戦前より対艦攻撃兵装ということで開発された武器であるということになっているそうです
    1話の劇中で連邦軍艦艇に襲いかかるザクはマシンガン、バズーカ、シュツルムファウストのいずれかを装備していますが
    マシンガンでは艦船に損傷は与えられても沈めることは出来ないとして描いているそうです

  Q:タイトルの「MS IGLOO」とはどういう意味なのですか?
  A:タイトルから「IGLOO」という名のMSが出てくるのではないかと思われる方も多いようですが
    今回のタイトル、語源的にはエスキモーが居住する雪塊を積み上げたドーム状の小屋の事で、
    その形状から転じて軍需物資を風雨から保護するための覆い、土饅頭とも呼ばれる武器庫を示す軍事用語としても
    使用されているとのことです
    今回のジオン秘密兵器群を感じさせるタイトルとして「IGLOO」という言葉を用いたというのが
    スタッフの意図であるとのことです

■その他

  Q:「MS IGLOO」は何故フルCGで作られたのですか?
  A:30〜40代のコアターゲット層を考えるとセルアニメの方が馴染みが深いということはありますが
    メカニックのリアルさを表現する上ではCGが最適であろうという判断が基本にあり
    キャラクターも含めモデリングデータを構築し映像を作ることで制作時間が結果的に軽減されるのではないか
    という判断が加わりフル3DCGで制作することが決まりました
    映像作品として新しい表現を試みたいという制作サイドの冒険心も勿論あります


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