Focke-Wulf VTOL 連日の空襲により航空基地に甚大な被害を受けたドイツでは滑走を必要としない垂直離着陸機の検討が進められ メッサーシュミット、フォッケウルフ、ハインケルといった主要航空各社でも様々な計画が練られた。 多くの計画機がジェット或いはロケットモーターの推力を用いた直接的な離陸シークエンスを想定した中で、 本機は機体中央に配された大型のローターをジェット動力で回転させることで揚力を得、 機体後方に配された2基のノズルからのアフターバーナーにより前進力を得る設計になっていたとされている。 機体コントロールは2基のノズル個別に設置された燃焼室からの推力の調整により行う。 回転するローターの反作用による機体の偏向の対策については、二重反転式ローターとすることで トルクを打ち消すこととされた。本機については詳細なデータは残されてはいないが、 戦後モックアップを用いての風洞実験が行われたという記録が残されている。 プリンツ・オイゲン搭載機 滑走を必要とせずに離陸できるVTOL機は迎撃戦闘機としてのみならず、様々な状況に応じた運用が想定できる。 カタパルトによる射出で運用を行っていた艦船用の水上偵察機には、このような機体は最適であったと思われる。 ヘリポートを設けVTOL機を装備した現用艦艇の姿を見てもその運用は納得のいくものではないか。 その場合、従来の射出装置は撤去され離着陸用のデッキが新設されたものと思われる。 艦隊運用が成され得る戦況であった事が前提ではあるが… |
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