メッサーシュミット Me163C

【 Me163C 昼間戦闘機塗装 】

【 Me163C 第400戦闘航空団所属機 】

【 Me163C A.ハックル少佐機 】

 Messerschmitte Me163C
  史上初のロケット戦闘機Me163Bコメートは局地迎撃戦に特化した機体で、過酸化水素水と水化ヒドラジンの
  化学反応を利用したロケットモーターは、瞬間的に時速1000Kmを記録し得る推力を有していた。
  高度12,000mまで3分半で到達出来る上昇力は連合軍パイロットにとっては脅威の存在となったが、
  ロケット燃焼時間は僅か7分程で、実質的な作戦行動は4分程度と極めて短時間しか滞空できず、
  行動範囲も限られたものであった。
  米英空軍はMe163Bの駐留するエリアを避けた飛行コースで本土に侵入し損害を回避する。
  Me163Cは機体を大型化し、搭載燃料を増加させることで滞空時間を延長させようとした改良型で、
  滞空時間は約12分、武装はMe163Bの30mm機関砲2門を4門に増加し迎撃機としての攻撃力を高めた機体
  となるはずであった。
  しかし、Me163の後継機として計画されていたMe263(Ju248)に開発は移行し、
  Me163Cは実戦の舞台を踏むことはなかった。

 アントン・ハックル少佐
  再軍備宣言による空軍再建に伴い歩兵から転籍したハックルは開戦時に北部ドイツの防空任務に就き、
  以後北欧戦、対ソ戦で着実にスコアを伸ばし、アフリカでの半年間の対米英戦を経て
  1943年には本土防空の任に就いた。
  本土防空戦では連日大挙押し寄せる米英の四発重爆34機を含む47機のスコアを挙げ、四発重爆キラーとして
  終戦に至るまで第一線の指揮官として迎撃戦を戦った。
  大戦中、出撃回数は1000回を超え、総撃墜数192機はスコアランク17位であった。


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