Heinkel He P.1078B 安定した航空機動力とは言い難かったジェットエンジンではあったが、安価な燃料で高速飛行が可能である という戦闘機としての最大のメリットに各国は競うように開発を進めていた。 実用ジェット戦闘機をいち早く実戦投入させたのはドイツであったが、ドイツでは引き続き「緊急戦闘機計画」 を発し、新型ジェットエンジンとして開発が進められていたハインケル・ヒルトHeS011エンジンを搭載した 新型戦闘機開発を航空各社に命じた。ハインケル社は次期主力防空戦闘機として進めていた3案のプロジェクト から無尾翼単座戦闘機の計画案を提示した。 P.1078Bはその3案のひとつで、異形とも思える外観はジェット戦闘機創成期にあって新たなる動力に相応しい 機体形状模索の現われでもあった。 十分とは言い難い推力から、機体は小型軽量に徹し、2つの先胴の左胴はパイロットが搭乗する 最小限のスペースに、右胴には降着装置と、30mmMk108機銃2門、FuG240レーダーが収められていた。 エミール・デムート中尉 E.デムート中尉は大戦末期にJG1の第3中隊長としてドイツ本土のレック基地に展開し、 同戦闘航空団に配備されたフォルクスイェーガーHe162を用いて米英の本土爆撃に対する迎撃にあたった。 デムートに関する記録は多くは残されてはいないものの、その特徴的な彩色とマーキングは有名で各種書籍や 模型等のカラー図でも多く採り上げられている。 機首の赤/白/黒の帯は指揮官機を表すマーキングであるとされている。 |
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