今回の最大の難物がP.1078B
資料も他機に比べて恵まれず、航空機としても特殊な形状であるためイメージが掴みにくいため
形状試作もかなり難あり、言葉では修正意図が伝わらないという事で形状試作を複製してもらい
機体周りを中心にこちらで盛り削りを行うことにしました
双機首ともに上方向への丸み不足と機体に向けての長さ不足なのでここはまず修正
双機首間のインテーク部の幅が狭いので機体中央でカットし、幅を広げ全体形を整えます
ジェットノズルが角型になっているので円形にし、機体上面の面構成の不具合も併せて修正
機体側面のジェットノズルに向かう面のつながり具合も難ありなので上面形状修正にあわせ整えます
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少ない資料を追っていくと、機体の構成は双胴とジェット
エンジン搭載部の3ブロックで構成されているので
なだらかなつながりを持つ3ブロック構成を表現します
中央のエンジンブロックは側面から見ると垂れ下がった
印象を受けるので盛りを大きくします
左写真で垂れ具合がお判り頂けるかと思いますが・・・
飛んじゃってて判りつらいですかねぇ |
3ブロック構成の機体はエンジンノズルに向かい集束するよう整えていきます
双胴間のインテークは角丸四角の開口なので念のため試作の方でも開口し修正指示とします
今回の形状試作での盛り削りでは手をつけていませんが先端で折れる主翼の折れた先の幅が広く
不連続線となるはずの補助翼端が表現されていませんので、その辺は案図を参照に修正してもらいます
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