【 ホビーショー展示用試作製作記 】
某販売店さんで見かけたInternational Hobbycraft社のX-Planeシリーズ
1/144スケールの完成品モデルなのですが、そのラインナップにBell X-5がありました
Me P.1101をベースに再設計(?)した機体ということで、試作ベースにはこれ以上無い適役ではあります
今回の企画で想定しているカラーバリエーション3種を施せば一応それらしくみえるんではないか?
という事で、すかさず4機購入(1機は失敗した時の予備機)
ただ、このモデルは飛行状態の造形になっているので脚柱は無く、飾り台(と言う程大層なものではない)
が付属しているだけなので、サイズ的に使えそうなモノを物色し1/144のF16の脚を移植することにしました
画像のパッケージがアリイのXLなのはアカデミーのF16が棚に2個しかなかったので・・・
とりあえず主翼、尾翼をバラシ運河彫りを埋め全体形をP.1101風に加工します
大きくイメージが変わっている腹部のエンジン・ナセルの形状、機首開口部の形状を整えます
こうしてみるとエンジン周りはかなり雰囲気が変わっていることを実感させられます
主翼は地上で3段階に位置を調整出来るという怪しい可変翼なのですが、一応ポピュラーな付け位置に
固定する事にします
主翼の大きさ、取り付け角度が大きく異なるので欠ける部分にプラ板を足し整形します
ベルの機首は上端がクチバシのように少し尖っているのでまずその部分をカット
開口部縁も機体からつながる部分でアールをとり滑らかさを強調します
エンジン・ナセルはかなり先細りになっているのを任意の位置でカットし、やはり開口部にいたる面に
アールをとり滑らかな形状にならします
3機並べようなどと思ったのが不幸の始まり
同じ作業を3度繰り返すのは難行苦行の道であります
それでも整形の終わった各パーツが並ぶと、それはそれでかなり嬉しいものです
整形の終わったパーツを組み合わせると一応それらしく・・・見てくれよぅ!
側面形状はそれなりにではありますが、平面形状を見ると明らかに機首がボリューム不足
最初は1機作ってそれを原型にゴム取りキャスト複製にしようかとも思ったのですが
作業時間のロスを考え結局は3機分手作りになった次第
その流れで機首ボリュームもそのまんまにしてしまった、というのは少々悔いが残ります
模型は作るプロセスもお楽しみ
とは時折聴かれる言葉ですが、塗装前の状態というのは何とも嬉しい気分ではあります
こんだけ頑張ったんだぁ・・・という、まさに自画自賛コース
出来の良し悪しはこの際問わないとしてこの状態を見るために頑張ったんだよぉ、という気分は
日頃手を動かしている人でないとわかりません
そしてこの後、塗装を行い、1/144完成品モデル用に最近流通しているデカールを使い仕上げたのでした
ちなみにグリュンヘルツはタミヤ1/100ミニジェットシリーズの262用のものを使ってあります
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