開 発

【 金 型 】
商品の良し悪しが一目瞭然となる金型
単にモールドだけではなく、パーツの合いなども金型次第であり、まさに製品の成否を握る

商品ターゲットが上向けなだけに、目の肥えた消費者も満足出来るものを、
という事になるとそれだけ心してかからなければならない
(低年齢に向けた商品がそういう心構え不要、と言う事ではなく)

今回T1の状態での成型品と組み上がり状態の画像を御覧いただきます

【 Ho229 】
Ho229 成型品 Ho229 組み上がり

【 Me P.1101 】
P.1101 成型品 P.1101 組み上がり

【 Ta283 】
Ta283 成型品 Ta283 組み上がり

【 Triebflugel 】
Triebflugel 成型品 Triebflugel 組み上がり

プラモデルを見慣れている方の目にはこのようなパーツ配置は奇異に映るかもしれませんが
玩具などの成型品の場合は概ねこのような形で成型されます
成型後に組立工程のあるパーツは必要なパーツがキッチリ成型されていれば良い訳で
周囲を囲うランナーや大量のパーツを整然と配置する必要は無く、成型材料の無駄も省ける訳です

プラモデルの場合、パッケージングされた商品としての見栄えといった面もありますが
成型品をそのまま袋詰めして箱に入れ、メーカーから流通各社を経由して消費者の手に渡る訳で
このような成型品ではパーツの欠落が出まくるという深刻な事態に陥る訳です

ちなみに、画像中に外周をランナーで囲った部分がそれぞれに見られますが
これは製品時に消費者アッセンブリーパーツとして製品内に入れるためのもので
細かいパーツなどは購入されたお客様に組んで頂くことになります

画像に見られますT1の成型色は黒になっていますが、これは金型の仕上がり具合を確認するためのもので
金型の傷、彫刻等のディティール、ウェルドの具合を視認するためには濃い色の成型色が望ましい
という理由によるものです
成型品を打ってみて問題が無いようならスムーズにTEに移行し金型が上がる訳ですが
この段階で修正がある場合は金型修正〜トライを数度繰り返す事になります
この段階で「まぁ、こんなものかなぁ・・・」と妥協するとそれは製品の仕上がりにも影響してくるので
型屋さんの渋い表情を思い浮かべながらも微細に仕様的な確認を行います

で、

今回のT1はどうだったかと言うと、彫刻等の表現については概ね問題なしなのですが
数点修正すべき点がありました

その辺は次項にて・・・


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